痛覚低下,記憶障害,幻覚

アラキドン酸の別名は?

ビタミンは私たちに欠かすことのできない成分です。
ビタミンAやE、CやB群など13種類のビタミン類が確認されていますが、ビタミン様物質として、ビタミンFがあります。
このビタミンFは、アラキドン酸やリノール酸さらにα-リノレン酸の三つについて、別名として利用しているものです。
これら三つの物質の正式名称ではなく、ビタミンとして区別してもいいような働きを持っているけれど、ビタミンの定義から外れるため、ビタミンではなくビタミン様物質と呼ばれています。

ビタミンの定義としては「微量で」「体内の代謝に重要な働きをし」なおかつ「自分で合成できない化合物」です。
体内の代謝に重要な働きを持っている、体内で合成できないという点において、アラキドン酸が当てはまりますが、微量という点でビタミンの定義に当てはまらないため、ビタミン様物質といわれています。
アラキドン酸はビタミンではなく脂質の分類に入っています。

アラキドン酸もリノール酸もα-リノレン酸も、多価不飽和脂肪酸です。
同じ仲間ですがさらに分類すると、アラキドン酸とリノール酸はω-6系の多価不飽和脂肪酸で、α-リノレン酸は、ω-3系の多価不飽和脂肪酸です。
ビタミンFと呼ばれるほどビタミンと同じくらい必要不可欠な栄成分こそ、アラキドン酸なのです。