思考力効果にアラキドン酸が関係している?

以前、脳細胞の新生は3歳くらいまでで終了し、その後は年齢を重ねるごとに脳細胞が死滅していく一方だと考えられていました。
しかし近年の研究によって、脳細胞の新生が大人になってからも起きているということがわかってきています。
以前から脳細胞の新生について、大人になってからも継続されていると唱える研究者がいたのですが、解明されずにいたのです。
でも現在では、脳の発達、神経新生は大人でも行われているという事が判明し、そのため、乳幼児や高齢者ばかりではなく、働き盛りの方々にもバランスよく食品の中から摂取しておく必要があるといわれるようになったのです。

ラットの研究などによってアラキドン酸を直接投与した場合、神経細胞から神経細胞への情報伝達が柔軟になり、より早く情報伝達が行われたという結果が報告されています。
つまり、思考力向上効果が見られたという事です。
年齢を重ね高齢になると、物事を判断する力や物事を順序立てて考えることなどがうまくできなくなっていきます。
思考力も判断力も低下してしまうのです。
そこに、光明となりつつあるのがアラキドン酸です。

アラキドン酸は体内の色々なところに存在していますが、脳細胞の細胞膜にも多数存在しています。
細胞膜を柔軟にする働きを持っているため、アラキドン酸が必要量ある場合、情報伝達がうまくいくと考えられています。
思考力が衰えているという方は、アラキドン酸サプリや食品からしっかりアラキドン酸を摂取して脳を鍛えましょう。