中高年以降のダイエットとアラキドン酸
中高年年代になると健康診断等で生活習慣病、若しくは予備軍と診断される方も多くなります。
高血圧や糖尿病、脂質異常など継続すると厄介な合併症を引き起こす症状なので、しっかり治していく必要があります。
メタボリックシンドローム、生活習慣病の症状改善となると必要になってくるのが食事の見直しです。
数値がかなり悪いという事になると極端な食事制限を行う方も多いのですが、これは危険です。
タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどバランスよく摂取していく必要があります。
肉類は脂質が多いので避ける人が多く、魚類を摂取する方が多いようですが、ここで気になるのが中高年のアラキドン酸の不足です。
中高年世代はまだしも、中高年以降の年代になるとアラキドン酸の体内合成量が減少してしまいます。
心臓、肝臓、特に脳に多く存在するアラキドン酸が不足してしまうのは、脳の情報伝達に大きな影響を与え、そのままの食生活を継続していれば、痴呆、アルツハイマーなどのリスクを高めることになります。
肉類は部位によって脂質の量が違います。
特に牛の赤身肉にはアラキドン酸が多く、脂質が少ないのでヘルシーです。
勿論魚類に含まれるDHA、EPAなども必要不可欠な成分となりますが、肉類もしっかり摂取していくことが重要なのです。
これをやめる、あれは食べないという事ではなく、趣向品を控え、普段の食事はバランスよく腹八分目を心がけていくといいでしょう。