痛覚低下,記憶障害,幻覚

アラキドン酸の化学構造式から理解

アラキドン酸の組成式は「C20 H32 O2」です。
組成式は分子式とも言います。
構造式になるともっと難解で、「20 4CH3(CH2)4(CH=CHCH2)4(CH2)2CO2H」です。
これを言葉にしてみると、20個の炭素が鎖状につながっていてその途中に4か所の2重結合、鎖がダブルになっているところがあるという構造式です。
そのため、省略すると「20:4,n-6」とされることもあります。
この場合のn-6は、ω-6系の多価不飽和脂肪酸、という意味です。

分子式を見るとC20 H32 O2、これは、炭素が20、水素が32、酸素がOと読めます。
分子的な構造は、炭素、水素、酸素によって構成されているという事がわかります。

図にするとぎざぎざとした線が4か所二重になっていて、その4か所それぞれに数字が入っています。
ギザギザのスタートには20、二重になっている最初のところに14、次に11、次に8、最後に5と書かれ、その後さらにひとつ後ろに「o」という文字、最後にOHという文字があります。

アラキドン酸カスケードを見てみると、化学構造はアラキドン酸を起点として下に広がっていく、という単純かつシンプルなものです。
ほかの化学構造式などを見ると非常に閉鎖的なものも多く見かけますので、アラキドン酸の構造式は文字にすると非常に難解と感じますが、実際に図式にしてみると非常にわかりやすい構造式となっています。